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RAWFOOD

RAWFOOD=植物が持つ力をそのまま取り入れる食事法

ローフードとは、わかりやすく一言で説明すると、その名前の通りRAW=生の FOOD=食事のことです。
酵素をはじめとした植物自体がもつ栄養素が生きているという意味で、リビングフード(LIVING FOOD)と呼ばれることもあります。

1990年代後半から欧米を中心に人気となってきたこれらは、野菜や果物、ナッツ類を中心に高温の加熱調理をせずに、できるだけ自然に近い状態で摂取する食事法です。
現代ではその調理法も進化し、酵素の働きが失われないような温度(48℃以下)での低温加熱調理や低温乾燥などにより、味や見た目の面でも大きく進化しています。

野菜や果物を生で食べるというとサラダくらいしか思いつかないかもしれませんが、近年流行しているコールドプレスジュースやスムージー、アサイーボウルなどもローフードです。

さらにラザニアやパスタなどの西洋料理やアジア料理、日本料理、乳製品などを使用したスイーツと遜色ないケーキやデザートなど、様々な工夫を凝らしたローフードの調理法も研究されています。

そのため今ではローフードは大変満足度が高いものとなっています。

Salmon Tartare stack with Avocado, Olives & Tarragon

近年ではローフードという概念も広く知られるようになり、海外を初め日本でもジュースバーやヘルシー志向のカフェなどに取り入れられています。

特に海外では、ニューヨークやロサンゼルス、バリのウブドでその傾向が強く、日本にも東京をはじめ全国に広まりつつあります。

ローフードに使用する食材・使用しない食材

ローフードに使用する食材は基本的にナチュラルなものがほとんどです。
調味料なども添加物を加えていないもの、精製されていないものを使用します。

ローフードで主に使用される食材

  • 新鮮な生野菜
  • 新鮮な果物
  • のりなどの海藻類
  • 生のナッツ・種子類
  • ドライフルーツ
  • スーパーフード
  • コールドプレス製法の植物性オイル
  • 発酵調味料
  • 天然の海塩や岩塩
  • 天然甘味料(メープルシロップやアガベシロップなど)・・・など
トマトと春の野菜

ローフードで使用しない食材

  • お肉や魚などの動物性食品
  • 乳製品
  • 白砂糖
  • 精製された小麦粉製品
  • 化学調味料
  • 添加物
  • その他、食べるための加熱調理が必要なもの・・・など

ローフードのメリット

ローフードには、自然の栄養素をそのまま取り入れられることや、酵素を無駄使いせず効率よく利用できるなど様々なメリットがあります。

特に「酵素」に関しては、現在健康や美容の分野で大変な注目が集まっています。

酵素は私達の生命活動に必要なたんぱく質の一種で、様々な生命維持活動に関わっています。
細胞の入れ替えや不要になったものの排泄など、酵素が正常に働くことで私達は健康な体を維持することができます。

酵素とは何か

酵素には、植物などに含まれるものと私達の体内で働くものがあり、前者を「食物酵素」、後者を「体内酵素」と呼んでいます。
体内酵素はさらに「代謝酵素」と「消化酵素」に分類され、私達の体内で細胞の入れ替えやデトックス(代謝酵素)や食べ物の消化活動(消化酵素)を行っています。

体内で生成される酵素は一定量なので、酵素をできるだけ代謝酵素として利用することで、健康な体やつややかな肌を維持することができます。
しかし、現代の食事は消化に負担がかかるものが多くなったことで、酵素の多くが消化酵素として消費されてしまう傾向にあります。

これにより、代謝酵素として利用できる酵素の量が減少し、代謝の低下や不要物の蓄積、肥満などが増加していると考えられています。

※消化に負担がかからない食事を実践するAさんと、酵素の知識がなく現代的な外食や食事を続けるBさんの体内酵素の利用比率の比較例

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ローフードは、野菜や果物を生で取り入れることにより、消化にかかる負担を大きく減らすことができます。
これにより代謝酵素として利用できる酵素量が増加し、細胞の入れ替えやデトックスをスムーズに行うことができるのです。
これが、ローフードの大きなメリットの一つと言えるでしょう。

そしてこのローフード理論を活用しながらスーパーフードを取り入れることにより、さらに大きなメリットを得ることができます。

  • ダイエット効果
  • 美肌効果
  • アンチエイジング効果
  • 整腸作用
  • デトックス促進
  • 免疫力向上
  • エネルギーの向上
  • 精神的安定・・・など
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ローフードの基本調理

ローフードの調理法は至ってシンプルです。
基本は野菜や果物を食べやすい大きさにカットすることなので、包丁とまな板があればスタートできます。

ここでは、スーパーフードスペシャリストとしてスーパーフードを取り入れるために知っておきたいローフードの調理法をマスターしましょう。
できるだけ道具が少なく簡単に実践できるものを紹介します。

①混ぜる

基本のドレッシングなどを作る際には、ボウルを使用して材料を混ぜます。

②冷蔵庫や冷凍庫で冷やす

スーパーフードを含むロースイーツは、冷蔵庫や冷凍庫を使って冷やすことにより形を整えていきます。
ココナッツオイルなどを使用した場合には、冷やすことでサクサクとした食感を出すことができます。

③ミキサーで撹拌する

スムージーやアサイーボウルを作る場合、またナッツなどを使用したミルキーなドレッシングを作る場合などにはミキサーを用います。

ミキサーはワット数によりパワーが異なりますが、200W以下のものはパワーが弱いと感じる方が多いようです。
パワーが弱いと十分に撹拌できず、長時間ミキサーを回してしまいがちです。

スムージーを生活に積極的に取り入れて行きたい方や、より効率的な栄養吸収を意識される方は、ハイパワーのミキサーやブレンダーがお勧めです。

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④フードプロセッサーで撹拌する

ナッツを撹拌したり、スイーツを作る場合にはフードプロセッサーにかけます。

ミキサーは水分量が多いものの撹拌に、フードプロセッサーは水分量のないものを細かく砕く撹拌に適しています。
それぞれ用途が異なるため併用ではないので、ミキサーとフードプロセッサーはそれぞれ揃えると後々調理法の幅が広がります。

⑤水に浸す

ローフードでは、生のナッツを使用します。
スイーツやドレッシングをミルキーでリッチなテイストにしてくれ、食感と味に変化と満足感を与えてくれるナッツは強い味方です。

生のナッツには酵素阻害物質が含まれています。
これはナッツや種子類が発芽に不適切な場所で芽をださないようにするための植物の自己防衛機能ですが、生のナッツをそのまま摂取すると、この酵素阻害物質の働きにより消化に負担がかかってしまいます。

そのため、生のナッツを使用する場合には事前に浸水処理が必要となります。
水でさっとナッツの汚れを落としたら、たっぷりの水に一晩〜1日浸けておきます。
これにより水に酵素阻害物質が溶け出すので、最後にしっかりとナッツをすすいでから使用していきます。

一度浸水させたナッツは冷蔵庫で1〜2日、冷凍庫で1~2週間程度保存ができます。 

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