「イライラしたくないのに、止まらないんです」
そう話してくださったのは、
40代前半の女性の方でした。
仕事では責任ある立場。
家では子育て。
周りからは、
「いつもテキパキしてる」
「仕事できそう」
「頼りになる」
と言われるタイプ。
実際、ご本人も、
やるべきことをきちんとこなす力がある方でした。
でもその一方で、
・ちょっとしたことでイライラする
・家族に強く言ってしまう
・頭の中がずっと忙しい
・胃が熱い感じがする
・口内炎ができやすい
・生理前になると怒りっぽい
・顔が赤くなりやすい
・甘いものより辛いものが好き
・食欲は強い
・でも食後に胃がムカムカする
そんな状態が続いていました。
さらに、
夜になっても頭がオンのまま。
「疲れてるのに、
気持ちが休まらない」
とおっしゃっていました。
実際の生活を伺うと、
・昼食を急いで食べる
・仕事中は常に気を張っている
・コーヒーが欠かせない
・辛いものが好き
・忙しい日は食事を飛ばす
・“ちゃんとしなきゃ”が強い
という状態。
しかも、これはお話ししてわかったことで
ご本人はご自覚されていらっしゃらないことがほとんどでした。
私からの質問ではじめて、
そんなに昼食に時間をかけていなかったんだと気づきがあったり、
食事を飛ばしていることが多いことに気づいたりという状態でした。
ご本人は、
「私、体力はある方なんです」
とも話されていました。
実際、
このようなタイプの方は、
かなり頑張れてしまいます。
だからこそ、
限界を超えていても、
走り続けられてしまう方が多いです。
東洋医学やアーユルヴェーダでは、
こういう状態は、
“熱をため込みやすい状態”
として見ることがあります。
頑張り続けること。
競争すること。
気を張ること。
刺激の強い食事。
睡眠不足。
そういったものが重なることで、
心も体も“熱を持ちすぎる”状態になるんです。
すると、
- イライラ
- 炎症
- 胃の不快感
- のぼせ
- 生理前の不調
- 攻撃的な気持ち
などが出やすくなります。
でも、
こういう方ほど、
「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
と思ってしまう。
だから今回は、
まず、
“力を抜くこと”
をテーマにしました。
お伝えしたのは、
- 食事を急いで食べない
- 辛いものや刺激物を摂りすぎない
- コーヒーを減らす
- 夜に仕事モードを引きずらない
- 深呼吸する時間をつくる
- “常に戦闘モード”にならない
そんなことでした。
深呼吸は、お手軽すぎるが故に、やり忘れがち。
車を運転されるとのことでしたので、
赤信号では必ず深呼吸するようにお伝えしました。
このように日常生活に組み込んでルール化すると
続きやすいです。
さらに、
「頑張れる人ほど、
休む力が必要なんです」
ともお話しました。
すると数週間後、
「家族に怒る回数が減った気がします」
という変化が。
さらに2ヶ月ほどで、
・胃のムカムカが減った
・口内炎ができにくい
・生理前のイライラが軽い
・夜に少し気が抜ける
・“戦ってる感じ”が減った
という変化が出てきました。
特に印象的だったのは、
「ちゃんと休むって、
サボることじゃなかったんですね」
という言葉でした。
現代は、
頑張れる人ほど、
無理を続けやすい時代です。
でも、
心も体も、
ずっと燃え続けることはできません。
東洋医学やアーユルヴェーダでは、
症状だけではなく、
“その人が、
どんな熱を抱えながら生きているか”
も大切に見ていきます。
だから私は、
「最近イライラしやすい」
「ずっと気が張っている」
「頑張っているのに苦しい」
そんな方ほど、
まずは“鎮めること”を知ってほしいと思っています。